dadalizerの雑ソウ記

思ったことや感じたことを書き下し自分の中で消化するブログ

テレ東が熱い

「ハイパーハードボイルドグルメリポート」っていう番組がすごい。語彙貧弱で申し訳ないんだけど、この「ハイパー~」はグルメリポートと銘打っておきながら全然旧来のグルメリポートじゃない。第一ね「戦場で人を大勢殺したリベリアの娼婦は億万長者になることを夢見て今日も墓場へ帰っていった」なんて字面が出ますか、グルメ番組で。台湾マフィアの組長の宴会とか、情報提供者の話とか完全に創作の世界で笑えてくるんですが。「おはよう、たけしですみません」も朝から攻めてるとは思いましたが、相対的に陳腐に見えてきてしまった。や、そもそも番組コンセプト自体がそれを狙っているので問題ないんですが。

 もっとも、似たようなことはすでにドキュメンタリー映画とかでもあるんだろうけれど、飯だけに焦点を絞るっていうのは中々面白いコンセプトですよねぇ。飯=食という人類はおろか大半の生物にとって必要不可欠なフィルターを通してアングラ(といっても彼らにとってはそれが日常なのでしょうが)を覗くことで、我々のような安寧に生きる日本人に親近感を抱かせるーーーーなんていうことはなく、食を映し出そうとすることで必然的に見えてくる彼らの生活があきらかに我々と異なっていることを再認識させる。

 元少年兵の青年と元少女兵の娼婦の食の後に台湾マフィアというのもそこはかとない構成の悪意を感じる。娼婦の彼女が夢見る億万長者の姿を恣意的に切り取ったとしか思えないでしょう、この構成(笑)。もっとも、この台湾マフィアはテレビ上は悪い人とは思えないんですけどね。テレビ上は。

 ちなみに来週はギャングの飯だそうですよ。

一応リンク貼っておきますが、別にお金とかもらってませんので。

www.tv-tokyo.co.jp

 

そうそう、あと「わたしのハワイの歩き方」っていう映画も観ました。こっちで軽く触れておくだけにとどめますが、いい意味で日本の連続ドラマ的な匂いがする映画でした、はい。池松壮亮とか加瀬亮とか瀬戸康史とか、榮倉奈々とか高梨臨とか、なんかチョイスがすごい独特なんですよね。榮倉奈々とか、決して演技が上手いわけではないんですけど、たしかにカジュアルさがあってドラマには向いてる感じがしますからこの話にはピッタリだと思うよ(適当)

映画にかこつけて制作スタッフがハワイを満喫するための映画だったんじゃねーかと思うくらい、ハワイの宣伝してたし。