dadalizerの雑ソウ記

思ったことや感じたことを書き下し自分の中で消化するブログ

2018-01-01から1年間の記事一覧

助けるという行為について~ヒーローを添えて~

助ける、という行為が純粋に「善」であると言い切ることへの恐怖がある。 だって、「助ける」という行為そのものが「善」であるとするなら、たとえば凶悪な人殺しを助けることも「善」であるということになるのではないか。そんな奴は助けなければいい、とい…

アイドルがうんちする時代

スターの消滅やユーチューバー(とかakbのような手近で手頃なアイドルもかな)の台頭、若年層のコンサマトリー。この辺の出来事ってすごい関連がありそうだけどそうでもないのかしら・・・勝手なイメージだけれど、かつてのスターやアイドルは崇拝の対象でこそ…

怒りはどこかにあると思うのですが

あるラジオだったりEテレなんかを見ていて、いつも妙にモヤモヤした気持ちを抱くことが多かった。 それはたとえば、いわゆる「生きづらさ」を抱えている人を取り上げたりするもので、基本的には優しさや思いやりや気づきみたいなもので溢れている。少なくと…

でもあそこは嫌いなんですよ

基本的には肯定的だし好きなんだけど、一点だけ「万引き家族」の中で嫌いなところがある。 それは池松壮亮だ。いや、池松壮亮が嫌いなわけではなく、あそこであの役に池松壮亮をキャスティングするということが嫌いなのだ。 「隅から隅まで配慮してますよ。…

漂白熱

BLEACHの画集が出るということで、連載終了以来ほとんど触れる機会がなかったし、最終章の出来がアレなだけに完結してから単行本を全部売り払ったり(スペース確保のため)とほぼ決別していた(ブレソルはたまにやってたりはしたけど)はずだったのにまた…

もやもやする

なにかこう・・・嫌悪感がある。 何でもかんでも包摂してこようとする世界的な動向と、そのサブシステムの一つであるコンテンツ周りの動きに。これは「社会的なテーマを扱っているのだ」とか、自分の弱さを認めてもらおうとする自分ルポみたいなまんがとか、…

落ちたので晒すことにしました

特に書く必要に迫られたわけではないのですが、別に理由がなくとも書くというのがむしろこういうメディアの使いどころだろうということで恥をさらすことにしてみた。 麻倉のハオさまも「お前は用がなければ散歩にもいけないのかい?(煽り)」的なことをおっし…

TV killed movie car

「インド旅する銀幕の映画館」 アナプの家は3代続く「移動映画館」。映写機は85年間、トラックは75年間使い続けた年代物だ。アナブは名門大学を卒業したエリート。別の職業を選ぶ事もできたが、映画が好きで、上映会で喜ぶお客さんが好きで、皆で映画を…

○○すぎる~~という相対的なディス

よく○○すぎる~~という言葉を耳にする。 特に多いのが「美人すぎる~~」 これって相対的に~~の部分にカテゴライズされる人々が往々にして美人ではないということを言っているだけでなく、その「美人すぎる~~」の美人とされる当の本人にさえ「~~とし…

挙手する女性たち

女性たち、という部分がすでにアレか。ケヴィン・スペイシーのことを考えると人たちにしないと。 「#Me Too」が話題になっている。これに関してカトリーヌ・ドルーヴ批判していたりして、不謹慎ながら色々と混沌とした状況になっていて面白いのだけれど、日…

思考の汚染

ハイパー資本主義は宗教改革にはじまる:「GDPR:データとインターネット〜EUが描く未来」第3回|WIRED.jp そういえば、イーガンの短編にも似たようなのがあったっけ。 物理的な距離によって(それだけじゃないけど)思考が染まっていくというのはおもしろいよ…